avaice's portfolio

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pipoのトップ画面。pipo v0.6.1a 一人でつぶやく、誰かとつながる、 ふわふわSNS

昨年 12 月末くらいからちまちま開発を続けていた、pipoという SNS をリリースしました。

どんな SNS なんですか

pipo の Welcome ページをみてください!

簡単に説明すると、タイムラインがなくてフォロー機能もなくて検索機能もなくてアカウントという概念すらない Twitter です。 チャンネルという任意の文字列をチャンネル入力ボックスに入れることのみでしか他の人の投稿を見られません。

※但し、一生日の目を見ないチャンネルも生まれてしまうので、サジェスト機能がついています。

開発経緯

欲しかったんです。ふわふわ SNS が。 がっつり人と繋がることがない、その時限りで繋がれる SNS が...。

Twitter や Instagram のような既存の SNS は、友達と繋がるには良いですが、新しい人とつながる機会はあまりありません。 対して pipo では、一人一人とのつながりは浅いものの、色々な人と繋がることができる SNS を目指して開発しました。Twitter と 5ch を足して 2 で割ったような立ち位置です。

使っている技術

Frontend

React(Next.js) を使用しました。 他に検討していた PHP や生 JS と比べて主にパフォーマンスの面でいい感じの調整を効かせられそうだったからです。 また、Next.js ならデータベースとの通信を API Routes を使って安全に行うことができるので、その辺りも結構魅力的でした。

あと、取得した投稿データは Recoil を使ってキャッシュしています。

Backend

Supabase を使用しました。Firebase 互換の BaaS です。ですので、サーバーのコードは特に書いてないです。便利すぎ

今回 pipo ではアカウント機能が無かったため、投稿データのデータベースと画像のストレージ、そして安全に運営するために必要なログの保管にだけ使っています。 データの読み書きは Next.js の API Routes を通して行なっています。

流行らせたい

色々躓きながらもなんだかんだで 2 月終わりくらいに広く公開できる程度まで完成しました。 普段の開発ならここで満足しておしまいなのですが、今回作ったものは SNS(ソーシャルネットワーキングサービス!!!!!)なので、人が集まらないことには使い物になりません;;

なので、流行らせる(&ユーザーを定着させる!)ために 3 つ追加で行ったことがあります。

Welcome ページの作成

上の方でも紹介したpipo の Welcome ページのことです。 チャンネルという概念は、pipo にしかないユニークで面白いものではあるのですが、初めてのユーザーには少しとっつきにくいと思います。 ですので、意図やそれによって醸し出される世界観まで伝わるように Welcome ページを作りました。

Top ページに導線を作っているので、色々な人に見てもらえるはずです!

PWA 対応

ブラウザからしかアクセスできないというのは、あまり気軽に使えない大きな原因になってしまいそうなので、 スマホアプリのように Web アプリを使うことができるようになる「PWA」に対応させました。

Twitter に広告を打った

人の目に留まらないことにはどうしようもないので、1 日 5,000 円の予算で広告を 3 日間打つことにしました。 これは広告を出し始めて 30 分くらい経った時のインプレッションです。

プロモーションのインプレッション。5.8万件の表示、4件のリツイート、1件の引用、28件のいいね

わずか 30 分で 6 万回弱広告が表示されて 30 いいねくらい貰えました。 実際の投稿もこの 30 分でだいたい 100 件くらい集まったので、結構費用対効果はあると思いました。 今の所 pipo の収益化は考えていないので、15,000 円の出費はかなり痛いですが、必要な投資だと思って払おうと思います。

これから

とにかく SNS は人が集まらないことには機能しないので、まずユーザーを増やしていくことに力を入れていこうと思っています! どうやればいいのかは全くわからないですが、わからないなりに手探りでやっていきます。具体的な展望、そして結果が出た時にはまたブログを書こうと思っています。

あと Supabase の無料枠はあまり広くないので、ユーザーが増えた時のために独自で Supabase のサーバーを立てたいですね...👀